★★★ 結論 ★★★
過去の期間から算出すると、
5年間積立投資するなら
INタイミングに関係なく
78%以上の確率で
ガチホはできる!
ただし、為替変動によっては
利益が出るかは微妙!
免責事項
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導入
いわゆる王道インデックスETFですね。
ほとんどのインデックス投資家がSP500連動の商品を購入することになるのではないでしょうか?
過去データより得られた平均、標準偏差により発生させた正規乱数を用いるモンテカルロシミュレーションは未来予測、可能性を示してくれるが、それだけでは不安ですね。
投資期間にもよりますが、シミュレーション結果では負ける可能性が一定割合で示されるわけです。
ということは、変なタイミングで投資を開始してしまったらどうしよう・・・という気持ちが出てくるわけです。
未来がわからない以上、どこが最善かもわかりません。
(少なくとも暴落後は最善かもしれませんが)
もし、投資タイミングを考えなかったら、過去では、どの程度の勝率があったのか見てみたいと思いました。
定額積立をしたのですが、実際にはETFは定額では購入ができないため、その日の基準価額で買うことになります。
ということで、過去のデータもとに、
もし、毎月当日の評価価額で1株積立投資していった場合、5年間運用したらどうなるのか?
これを1日ずつずらして検証しようと思います。
どういうことかというと
例えば、
2000年1月4日~2000年10月20日まで
2000年1月5日~2000年10月21日まで
2000年1月6日~2000年10月22日まで
2000年1月7日~2000年10月23日まで
2000年1月8日~2000年10月24日まで
・・・
というように、
投資開始日をスライドさせて行き、最初の投資日から
21営業日後(1か月、月平均営業日はだいたいこんなもんですよね)に再投資、を繰り返した場合に、結果がどうなるのかを見てみたいと思います。
こうすれば、過去のいついつの時点で毎月1回買うという事象をシミュレーションできます。
ただし、今回も為替変動や為替手数料、購入、売却手数料、利益に対する税金を無視します。
メモ
為替手数料は片道1$につき最安値0.04円として、往復0.08円/$
さらに、片道0.45%の購入売却手数料(1回につき最大20$(税別)まで)が61回買い付けなので、(1株数$から数百$なので)、1回につき100~300円位で、今回であれば、トータル約2万円くらいでしょうか。実際にはこの額が余計にかかっていると思ってください。
後は利益に対して一律約30%税金がかかりますのでそれで判定してください、
(その都度判定されます。今後は約40%になるか?)
EX) +100%利益出たら、税金がひかれて+70%が利益になる。そこから手数料が引かれて日本円まで戻ってくる。
という感じです。
方法
米国のSP500連動の上場投資信託SPYのデータをGoogleスプレッドシートのGoogle Finance関数を使って抽出。
(全データ 1993-01-29~2021-08-27 )
期間1番 1993-01-29~1998-01-26
21日後に購入当日の基準価額で1株を投資を繰り返し、計61回投資、最初に1株投資しているため5年間の60ヶ月分
・・・
期間5937番 2016-08-23~2021-08-27
21日後に購入当日の基準価額で1株を投資を繰り返し、計61回投資、最初に1株投資しているため5年間の60ヶ月分
合計期間は5937で検証する。
なお、5年間、21日営業日毎にその日の基準価額で購入して積立運用した際に、実際の前日比率をかけ合わせて1日毎にプロットした。それを投資開始日は1日から開始し1日ずつスライドし、最後は1965日分(7年分)スライドしてみる。
結果
Fig.1
Fig.1は、実際の期間での当該銘柄の評価価額推移。
Fig.2 5年間のスライド運用結果
Fig.2は、5年間、21日営業日毎にその日の基準価額で1株を毎月積立運用、実際の前日比率をかけ合わせて1日毎にプロットした。それぞれ投資開始日を1日ずつ、スライドしていった 5937期間分(22年分)を同時描画した結果。なお、合計投資額は当該期間における最小投資額は3707.77$、最大投資額は17986.4$となっている。
Fig.3 Fig2の散布図を簡易化した図
Fig.3は Fig.2の散布図を最大値、最小値、パーセンタイル、累計投資額分類わけ
赤線:累計期間のそれぞれの経過時間における最大値、最小値
黄線:累計期間のそれぞれの経過時間における上側90パーセンタイル値、10パーセンタイル値
緑線:累計期間のそれぞれの経過時間における上側70パーセンタイル値、30パーセンタイル値
青線:累計期間のそれぞれの経過時間における上側50パーセンタイル値
Fig.4 全期間における5年後のそれぞれの成績
Fig.4は実データをもとに、5年運用した最終日の結果を1日ずつ投資開始日をスライドさせた22年分最終日のデータと、その期間で投資した累計額をそれぞれ比較したものをカウントして、百分率に直したもの。
[under_0%]:5年後の成績において、投資後にその期間での投資額を割り込んでいた確率%
[+10%]:5年後の成績において、その期間での投資額の1.1倍になっていた確率%
[+20%]:5年後の成績において、その期間での投資額の1.2倍になっていた確率%
[+30%]:5年後の成績において、その期間での投資額の1.3倍になっていた確率%
[+40%]:5年後の成績において、その期間での投資額の1.4倍になっていた確率%
考察
Fig.1から一応ボックス圏や下落期間は存在していることがわかる。ただし、基本的には総合的には右肩上がりであったことがわかるが、リーマンショックやコロナショック等での大暴落が期間の後ろの方で起きているが、復活してむしろ増えている。
Fig.2からはプロット数が多く、何を意味しているのかは分かりにくいが、基本的に増えていくだろうと視覚的には見える。
Fig.3からわかるように基本的には右肩上がりになりそうです。
Fig.4からわかるのは、元本割れ起こす確率が22%程度だったということです。5937期間における約1306期間(営業日で5年ちょっと)分です。
すなわち、
いわゆる INタイミング は気にしないといけないかも??
確率的には積立投資をしている場合においては10%以上に増える確率は56%。意外と多くないようです。
50%以上増えている確率8%に満たなかったです。
もちろん。過去のデータが今後も続けば、の話ですが。
たぶん長年のこの傾向は続くんじゃないでしょうか。
ただし、今回の検証は為替の影響や買い付け手数料、売却時の税金は加味しておりませんが、下手すると為替変動による負けもあり得るかなと思います。
為替変動、FXにような要素が絡んで正直利益がどっちに転ぶかわかりません。
利益が出ても税金で結構吹き飛びそうな気がしますね。
長期投資がじゅうようなので、5年でなくもっと長い方が良いのかもしれません。
ちなみに、FXは難しいですが、一度FX試したい方は以下の広告の会社ならキャッシュバックもやってますのでお勧めです。
以上