趣味の投資とプログラミング備忘録

趣味の投資と独学の「R言語」によるプログラミングを混ぜて、なぜ投資が必要なのか、メモがてら書いていきたいと思います。投資もプログラミングも初心者という方の勉強の一助となれば幸いです。

備忘録 簡易用語説明(随時更新)

『簡易用語説明(随時更新)』

花森ヒロシ
2022/02/23 23:36

 

 

 

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プロフィール

どうも、花森ヒロシです
ちょうど統計解析や視覚化に特化しているプログラミング言語の『R言語』をかじる機会に恵まれ、面白いなと思い、「これを使って何かシミュレーションをしてみたいな」と思ったのがブログを書き始めたきっかけでした。そんな人が書いてる記事になります。

 

 

投資信託(ファンド)とは?

投資信託(ファンド)とは「投資家から集めたお金を、大きな資金としてひとまとめにして運用の専門家が株式や債券、不動産などに投資、運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。

 

集めた資金を、どのような対象に投資するのかは、当該の投資信託事毎に運用方針が定められているため、それに基づき専門家が行います。

 

ETF(上場投資信託)投資信託もどちらもその名の通り投資信託(ファンド)です。

 

大きな違いは、名前からもわかる通り、上場しているか上場していないか、です。
すなわち、証券取引所を通じて取引するのかしないのかの違いです。

 

ETFは『上場投資信託』のため、株式と同様に証券会社を通じて証券取引所に買付や売却の注文を出します。1株の売買単位が決まっていて1株ごとで注文します。

一方、投資信託は上場しておらず、証券会社や銀行などの金融機関の窓口やネットで注文して購入します。

 

投資信託は通常、注文を出した当日は基準価額、すなわち売買金額が公表されず、注文した翌営業日に公表されます(投資信託によっては、翌営業日ではない投資信託もある)。

 

ETF投資信託では、一般的にETFのほうが、購入時手数料や保有期間中の手数料(信託報酬)が比較的安くなっていることが多い。

 

投資信託の中には、ノーロード(No-load)と呼ばれる購入時手数料が無料の投資信託もあります。ネット証券ではノーロードも多いですが、信託報酬はかかります。

 

信託報酬とは?

信託報酬とは、投資信託を管理・運用してもらうための経費として、投資信託保有している間はずっと投資家が支払い続ける費用のことです。

ただし、別途資金を用意して支払うのではなく、実際に当該金融商品に投資している額(信託財産)の中から「純資産総額に対して何%」といった形で毎日差し引かれます。

その信託報酬の割合は、年間の必要な経費割合として当該金融商品の説明欄に記載があるはずです。それを日割りとして毎日差し引かれることになります。

 

信託報酬の割合は金融商品を買う前に確認しましょう。

 

 

SPYとは?

SPY は、金融商品の名前で、1993年1月22日に米国初の上場投資信託ETF)として設定されました。歴史のある世界最大のETFです。

 

有名どころで言えば、金融商品のVOO、IVVと同様に、S&P500指数(インデックス)をベンチマーク(連動)とする米国市場で購入可能なETF(上場投資信託)です。

経費率(信託報酬) は  0.0945%です。

配当金も出るようになっており、直近の年間配当金は1.3%です。

<2022年2月14日確認の内容>

 

配当金とは?


配当金と呼ばれているのは、株主に分配される現金配当のことです。株主は出資比率(持ち株数)に応じて利益の還元を受ける権利(利益配当請求権)を持っていますので、毎年数回に分けて配当金を受け取ることができます。

ただし、税金がその都度発生することになります。

 

S&P500とは?


S&P500(Standard & Poor’s 500)は、米国のS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCという会社が集計、公表している米国の代表的な株価指数の1つで、米国のニューヨーク証券取引所NASDAQ等に上場している企業から代表的な500銘柄を時価総額で加重平均し、指数化(インデックス化)しているものです。

 

指数にすることで、S&P500指数で言えば500社分の日々の株の値動きを平均化した動きを見せる、ということになります。

 

そのため、時価総額の大きい銘柄の動きに左右されやすいという特徴もありますが、比較的変動は均され、個々の株の良い動きも悪い動きも相殺されるようになりますが、SPYの成績で見れば設定来の値動きは基本的には右肩上がりで、設定来の上昇率は900%を超えています。<2022年2月14日確認の内容>

 

加重平均とは?

ちなみに、加重平均とは、値を単純に平均するのではなく、その一つ一つの数値の重み(ウェイト値)を加味して平均化することです。普通の「全て足してその数で割る」という平均とは計算方法が異なります。

 


公開されているS&P500への採用条件は?

 

1.米国の株式会社であること。

2.株価の価値である時価総額が53億ドル以上であること。

3.株に売り買いの多さを示す『流動性』があり、市場で取引される株の数を示す『浮動株』が発行済株式総数の50%以上あること。

4.四半期決算が連続で黒字の利益を維持していること。

 

上記4つがあります。

 

そして、S&P500は銘柄入れ替えを年4回検討するため、成績が悪くなると構成銘柄の入れ替わりがあります。

 

構成銘柄例

順位 銘柄名 ティッカー 比率
1 アップル AAPL  7.02%
2 マイクロソフト MSFT  5.92%
3 アマゾン・ドット・コム AMZN  3.57%
4 テスラ TSLA 2.16%
5 メタプラットフォームズ FB  2.00%
6 アルファベット C GOOG  1.87%
7 アルファベット A GOOGL  1.60%
8 エヌビディア NVDA  1.56%
9 バークシャー・ハサウェイ BRK.B  1.39%
10 JPモルガン・チェース JPM  1.22%

<2022年2月14日確認の内容>

 

 

浮動株と固定株とは?

 

なお、市場で売買される可能性の高い株式を『浮動株』と言うのに対して、株主が安定して保有する株式など、市場で売買される可能性の低い株式を『固定株』と言います。

 

 

SP500に投資するとどうなるの?


S&P500に連動するように設計されたファンド(投資信託)に投資するということは、米国の主要企業500社へ投資しているのと同じ効果が期待できる、と言うことになるわけです。

 

一度は聞いたことのある有名な会社もS&P500に入っていると思います。そういった会社の多くは、日本だけでなく世界でもビジネス展開している会社、ということになります。S&P500に含まれる全ての会社が、本拠地は米国ではありますが事実上は米国だけに投資していると言うわけではない、ということになると思いますので、ある意味分散ができているとも言えます。

 

蛇足:

『投資の神様』の異名を持つ、ウォーレン・バフェットが、その奥様に宛てて残している遺言書に記した文章に『資金の10%を短期国債に、90%を非常に低コストのS&P500インデックス投信に回すのです』と言う言葉があるくらいです。

そのため、近年は投資関連の本を見ればまず出てくるワードだと思います。

 

 

『ファンド・オブ・ファンズ』、『ファミリーファンド方式』とは?

 

『ファンド・オブ・ファンズ』とは、複数のファンド(ビーファンド)がマザーファンドに集約して運用する『ファミリーファンド方式』に対し、1つのファンドが複数のファンドに投資する方式のこと言います。

 

マザーファンドとは、複数のビーファンドの運用資金を預かって、まとめて運用するファンドのことです。


マザーとベビーの関係からこの方式を「ファミリーファンド方式」と呼んでいます。
この方式で、私たちが購入する投資信託は「ベビーファンド」です。
ビーファンドは直接株式や債券には投資せず、マザーファンドに資金を預ける(投資する)ことで、個別に運用するよりも規模を大きく、コスト面でも効率的に運用することができます。
複数の投資信託に投資をするのでコストはかかりますが、分散効果を高められたり、いろいろな運用会社の投資信託へ投資ができるので、投資のバリエーションが増えたりといったメリットがあります。

例1)

A証券やS証券などで投資家がSBI・V・S&P500インデックス・ファンドを購入した場合これがビーファンドです。一般の方が購入できる投資信託はこれになります。

 

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(ビーファンド)は、
SBI・V・S&P500インデックス・マザーファンドに資金を集約、

 

SBI・V・S&P500インデックス・マザーファンドは、
米国のバンガード・S&P500 ETFに投資を行います。

 

バンガード・S&P500 ETFは米国市場で当該の500銘柄の個別株を特定の比率で購入していきます。

 

そうしてバンガード・S&P500 ETFは得られた利益・損失を今度はSBI・V・S&P500インデックス・マザーファンドへ、


SBI・V・S&P500インデックス・マザーファンドは、
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(ビーファンド)へ

 

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(ビーファンド)は
投資した人(投資家)が買った単位購入数に応じて利益・損失を反映させます。

 

この場合、

投資家⇔ベビーファンド⇔マザーファンド⇔ETF⇔個別株

というイメージになります。

 

例2)セゾン資産形成の達人ファンドは、『ファンズオブファンズ』で、同投資信託に投資することで、バンガード米国オポチュニティファンド、アライアンス・バーンスタイン SICAV-コンセントレイテッドUS エクイティ・ポートフォリオスパークス・集中投資・日本株ファンドS〈適格機関投資家限定)など、世界中の複数ファンドに投資することができるということになります。

それぞれのファンドは異なる投資基準で異なる商品に投資を行うことになります。

 

投資信託が何が嬉しいの?

 

個別株では、1銘柄の1株でさえ数十万円を超えることもあります。

たとえば、これを500銘柄で時に買い替えをしてS&P500の運用費比率で購入しようとすれば、何千万円手元にあっても足りるかわかりません。

 

また、米国では1回の購入・売却毎に手数料が発生します。取引額にもよりますが1銘柄の1回の取引につき数千円程度かかる場合があります。
また、対象がETFだった場合には信託報酬がさらに取られます。

 

それが、日本で取引できる投資信託は多くの商品が100円から1円単位で、手数料なし(信託報酬はある)で運用を可能としています。
億単位の資金があったとしても500銘柄に毎月のように比率を変えながら分散するとしたら投資信託の方が安上がりかもしれません。そういった嬉しいことがあるわけです。