趣味の投資とプログラミング備忘録

趣味の投資と独学の「R言語」によるプログラミングを混ぜて、なぜ投資が必要なのか、メモがてら書いていきたいと思います。投資もプログラミングも初心者という方の勉強の一助となれば幸いです。

老後に必要なお金は?今から何をすればいい?【2024年現在】

老後に必要資金について

 

目次

 

人生百年時代となると言われる現代日本


老後2000万円問題として、65歳以降、年金などがあっても足りない金額がおよそ2000


万円と言われていたが、年金を月20万円相当得ると仮定し、最低限の生活は約23.5万円、ゆとりある生活では約38万円必要なのではと試算する報告も出てきた。


生命保険文化センター 2022(令和4)年度 生活保障に関する調査 第III章 老後保障 (5)ゆとりある老後生活費 

www.jili.or.jp

 

以上から、65歳以上で夫婦二人暮らしで老後30年生きるとすると、
最低限で約8400万円、ゆとりある生活で1億4000万円が必要と試算される。

 

当時は2000万円ですら多いと巷では言われていましたが、老後2000万円という話ではすでに足りないようです。

 

 

なぜ、必要なお金が増えたのか

 

「最初からそのくらい必要だと言ってほしかった!」

 

 という人がいるかわかりませんが、状況は刻一刻と変わるものです。

そもそも当時から、もう少し多く必要という試算もありましたね。

 

「なんでそもそも足りないのか!年金でどうにかするようにしないのはおかしい!なんのためにいままで税金を支払ってきたのか!」

 

 年金は、少子高齢化でなければ機能していたのでしょうね。

少子高齢化により、現役世代から巻き上げられる金額に限界があります。皆、生きるために必要なお金は増え続けていますからね。いまさらやめることもできません。払った人が困りますよね。すでに払い終えた大多数の人も困ります。

 

文句を言っているだけではなにも変わりません。

 

なぜなら、ないモノはないのですから。

 


物価などは常にインフレし続けます。
また、健康体であれば、良いかもしれませんが、死ぬまで健康であることも少ないでしょう。


また、子供が生まれ、もし、その子が何らかの理由で独り立ちできなければ、その子の将来を含めた必要資金も背負うことになります。

 

そもそも、現代の人間であれば65歳から30年どころか50年近く生きるかもしれません。
追い打ちをかけるように年金は増えないどころか減るかもしれません。

 

様々な税金がそれでも増え続けるかもしれません。

 

最初にインフレの話をしましたが、物価上昇率が年間2%であれば、必要資金も年間2%ずつ増えていくことになります。
事実、2023年は物価上昇率は3%を超えています。

 

夫婦2人暮らしでこの人生をゆとりある生活を送るには、65歳時点で2000万円程度あるくらいでは論外で、1億4000万円を貯めていても全く足りない可能性もかなりあるようにさえ思えます。

 

現在生涯年収は額面で平均3億円だそうですが、共働きでも正直難しいラインですね。
25歳から65歳まで平均年収750万円あれば達成出来そうですが、それでも、65歳時点でほとんどの額を1億4000万円も手元にあるとしたら、750万円毎年稼いでも、手取りは600万円くらいでしょうか?

 

40年間で1億くらいしか使えないことになります。

 

食費、家賃、水道ガス光熱費、通信費、交通費、交際費、娯楽、被服費、教育費など、40年間を1億で過ごせるのかはすべて平均に鳴らすと、月間20万円で40年間を過ごしていることになります。

 

できる人もいるかもしれませんが、できない人も多くいるのではないでしょうか?

 

問題は、そもそも、平均年収750万円を達成するには25歳時点で750万円でそれ以降もずっと750万円稼ぎ続けないといけないわけですが、奨学金がある人もいますし、30代や40代になっても、50代でも年収が600万円いかない人も多く存在するはずです。

途中で仕事を辞めることになる状態になる人もいるでしょう。

 

そもそも多くの人は無理なのではないかと思われます。

 

全員が1億4000万円必要というわけではないでしょうが、一般人が目指すにはとても現実から逸脱しているようにも感じられます。

 

必要なお金は人によって違う

ここまでに散々お金が足りなくなる可能性を示して煽るかのようになりましたが、そもそも、収入が少なくても、どんな状態になっても資金にそこまで問題が起きない人もいます。

 

それは、お金の管理が上手いからなのでしょうけど、収支バランスの良い生き方さえしていれば良いわけです。

 

人それぞれに合ったお金の管理、それをもとに、もし現状のやり方で足りるなら何もする必要はないのでしょう。

 

ただ、足りないならどうするのかはいろいろ選択肢があるはずです。

転職する、副業をする、投資をする、何かを切り捨てる、など。目標値までお金を増やせればそれでいいのです。

 

選択は自由です。法に触れず、誰かに迷惑をかけなければ何でもいいわけです。

 

何も選択をせず、「足りなかったからみんな助けて!」というのは簡単です。

これは主観ですが、日本は現在まで他に類を見ないほどに優しい国家で、それすらも許されてきたように思います。

 

ただ、これからもそうである保証はどこにあるでしょうか?

 

今できることを、しっかりやることに意味があると私は思います。

 

私は、前述の中であれば、投資をしようかと思います。

 

100%の保証はありありませんが、何もしないよりはいいと思うからです。

転職や副業などと違い、投資は私以外の「お金」が働くからです。

何かを切り捨てるのも違うと思ってます。何かを削って生きるのはなんだか、もったいないと思うからです。

これらは人により違う考えになるでしょう。

 

投資を勧めるわけではありません。

 

ただ、年間リターン8%、年間標準偏差17程度の投資信託であれば40年間毎月5万円投資し続ければ65歳位で1億円になっている可能性が50%以上あります。

40年間積立投資シミュレーション結果

黒:投資総額、赤:90%以上の確率、ピンク:80%以上の確率、黄:70%以上の確率、緑:60%以上の確率、青:50%以上の確率

 

もし、この条件でさらに40年間投資し続けた場合、毎月18万円を取り崩し続けても40年後の、100歳くらいになっても資産は残っています。

 

40年投資後、40年間取り崩した場合のシミュレーション結果

黒:投資総額、赤:90%以上の確率、ピンク:80%以上の確率、黄:70%以上の確率、緑:60%以上の確率、青:50%以上の確率

 

例えば、25歳から毎月5万円を平均リターン8%標準偏差17の投資信託につみたて投資し続けると、40年後の65歳で90%の確率で4000万円以上、50%の確率で1億円になり、その後つみたてをやめて、毎月18万円ずつ取り崩しても、90%の確率で2000万円以上、50%の確率で9000万円残っている状態です。

 

生涯に投資した額は2400万円という計算ですが、それだけでここまで問題視されていた老後問題は解決できる状態と思われます。

 

ちなみに年間リターン8%、年間標準偏差17程度の投資信託といえば、米国SP500連動のインデックス型の投資信託などがあげられます。

 

私には1銭も入ってきませんのでお勧めもなにもありませんが、私はこのプランで実行できたらと思っています。