趣味の投資とプログラミング備忘録

趣味の投資と独学の「R言語」によるプログラミングを混ぜて、なぜ投資が必要なのか、メモがてら書いていきたいと思います。投資もプログラミングも初心者という方の勉強の一助となれば幸いです。

SBI-SBI・V・S&P500実際に投資してみた!2021.7月分

 

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導入

実際に自分が運用に使っている投資信託の成績が過去のデータから導いた数値からシミュレーションを行い。 範囲内に入っているかを確認し、今後の変動範囲を予想したいと思ったので、実際に「R」を使ってシミュレーションをしてみたいと思います。 

 

方法

VOOのデータをGoogleスプレッドシートGoogle Finance関数を使って抽出。 (使用データ 2010-09-09~2021-07-30) 月末の日付と終値だけのデータを「R」で処理してデータフレームを作成、 そこから年間の平均リターン、年間標準偏差を算出する。 Rを使って、毎月の実際の投資額を読み込み、月末に投資したとして、算出した平均リターン、平均標準偏差から正規乱数を生成、毎月、乱数を加味して翌月も乱数を加味、実際に投資した経過月数分を5000回シミュレーションを行い得られたデータを並べ、上から2.5%、25%、50%、75%、97.5%の地点でのデータと投資しなかった場合の貯金の累積額、時価評価額の描画する。経時データとして表も作成する。 また、最新月における成績のシミュレーション分布と実データの位置をヒストグラムにより描画する。

 

検証記事↓

syumino.hatenablog.com

 

 

結果

Fig.1 Fig.1 は、米国ETFのVOOの約10年のデータから算出した平均13.48564、標準偏差13.36886の正規乱数により変動を発生させ、実データのある期間分を5000回シミュレーションをした結果から、パーセンタイルを算出し併記したもの。

 

Fig.2

シミュレーション結果&実データ表
金額単位:万円
経過月数 時価評価額 投資累計額 Q025 Q25 Q50 Q75 Q975
1 40.1000 40.0 40.0000 40.0000 40.0000 40.0000 40.0000
2 41.2000 43.4 40.8140 42.7885 43.8033 44.8438 46.8940
3 49.0000 46.7 43.1641 45.9887 47.5664 49.1788 52.2872
4 57.3082 50.0 45.6807 49.3274 51.3405 53.4652 57.5604
5 62.6583 53.3 48.3921 52.7947 55.1550 57.7269 62.5541
6 65.9512 56.6 51.4056 56.2701 59.0937 61.9736 68.0554
7 71.9891 59.9 54.2291 59.7731 62.9342 66.3010 73.3513
8 76.9311 64.9 58.7129 64.9181 68.6173 72.3787 80.0419

Fig.2 は Fig.1 のデータを数値化したもの。

 

Fig.3

新月における5000回シミュレーション分布と実データの位置をヒストグラムにより描画したもの。 ヒストグラム平方根選択による階級わけをしたもの。確率密度分布はヒストグラムから算出している。 青線は実際の評価価額の位置を表している。

 

考察

この運用データは実際はVOOではなく、つみたてNISA口座でSBI-SBI・S&P500を運用しているのですが、目標のインデックスは同じなので、使用してます。 


また、最初の2ヶ月の月末があいまいなので、正確な時価評価額ではないのですが、後半はほとんど正しいデータです。ただ、正確には月末に投資しているわけではないので、誤差もあります。


また、毎月でシミュレーションしていますが、実際は実営業日に毎回乱数発生させるべきなのでしょうが、やるのが面倒なので、あまり変わらないだろうと想定してシミュレーションしている関係で誤差も多々あるかもしれないですが、おおよそ同じだろうと考えておきます。 


現在は8ヶ月で+12万円(+18%)となってますがこれは、かなり成績がいいです。今後もこうなるとは思えませんね。良いところで買えていたということも考えられますので、絶対下がるとも言い切れませんが、ドルコスト平均法で積み立てをしている以上、よほど運が良くない限りは下がるかと思います。


最初に12月に40万円ぶち込んでいるので、それが良い効果を発揮してくれることを祈ります。 繰り返しになりますが、いままでのところ、


Fig.1、Fig.2のシミュレーション結果の範囲からみると基本的に2.5%~97.5%内に収まっています。(ちょっとはみ出てますが・・・) 


ただ、それでもFig.3からもわかるようにシミュレーション結果よりも良い成績となっています。長期間投資を行うことで、50%付近が一番起こりえるだろうなと思いますので、今後下がるのだろうなと思われます。 


米国株式は変動はあれども200年ほど右肩上がりなので、もしも50%より下がった時があれば、特定口座で追加で投資するのを繰り返すと、社会主義化や共産主義化しない限り、つまり資本主義が滅びない限りはこのシミュレーションの結果の97.5%よりも良くなるだろうと思われます。


以上。