趣味の投資とプログラミング備忘録

趣味の投資と独学の「R言語」によるプログラミングを混ぜて、なぜ投資が必要なのか、メモがてら書いていきたいと思います。投資もプログラミングも初心者という方の勉強の一助となれば幸いです。

ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンドを振り返って検証してみた!

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【導入】
外国株インデックスにおいては、
ここ5年の年間平均17%を超える利回りを
叩き出していたわけですが、
国内はだめだ、とネットで見かけたので、
国内だとどうなんだろう?ということを調べようと思いました。

【仮説】
どうにもならないくらい悲惨な結果になっているか?
それとも、割と健闘しているか?

【検証】

・実際に特定の投資信託の過去データを用いて、
月末の最終営業日に毎月1万円の自動積立で
行うように設定した場合と
同様に1万円の一定積立を行い、
理論年率から換算した毎月一定率で
増加だけした場合
毎月1万円を貯金だけしていた場合と比べて
5年後の最終営業日(最終積立を行った日)
に増えたか減ったかを確認する。
・また、その推移をグラフ化する。
今回は以下の
『ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド』
概要:連動するベンチマーク日経平均株価(225種、東証
を用いて実験を行います。
なお、本投資信託
平均年間リターン、
14.95%とする
(SBI証券さんより、5年間の平均年間リターン参照)
投資信託の選定理由
企業型確定拠出年金でも
扱っているところも多いだろうと思います。
また、現状データが豊富で、
SBI証券さんで確認したところ
純資産も191466百万円と
iDeco確定拠出年金の純資産ランキングでも
第2位になってますね。
・確認方法
(SBI証券TOP>
iDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金
運用商品一覧の
純資産(百万円)項目の降順で確認)
設定日以来、17年ほどで基準価格が235.06%上昇をしている金融商品ですね。
2004/01/28~2021/07/14のデータが現在ありますが、
解析がしやすいように直近5年分のcsvデータ
2016/07/01~2021/06/30
で解析してみたいと思います。
なお、一切csvファイルはいじりません。
一度も個別で開かずそのまま使用します。
(すべてR3.7.15現在の入手データ)
これらのことを、
すべて統計ソフト『R』(今回はR x64 4.0.4)を用いて解析を行います。
【結果】
実験3.PNG
              最終成績
貯金 実測値 理論値
60万円  83.1966万円
86.2274万円
【結論】
今回の検証に関しては、
貯金よりは増えるのはほぼほぼ確実なようですね。
およそ5年で38%増。投資額総額の1.38倍ということです。
最終的にはむしろ理論値より3万円程度
実測値の方が下回っていますね。
誤差みたいなものですが、変動が結構大きいことの現れとも言えます。
それでも外国株インデックスの1.5倍よりは下回っていますね。
もしかしたらそれよりも変動が大きいかもしれません。
図からもわかるように、
基本的には大体右肩上がりだったようですが、
コロナショックなどの大きい金融ダメージに対しては
勿論大きく反応するため、下落幅が非常に大きく、
その後、すぐには回復していません。
下落直後、元本割れも平気で起きてしまっていることからも
精神衛生上あまりよくはないですね。
資金があって、運が良くて、メンタル強ければ、
一括投資はやってもいいと思います。
ちなみに、5年間で基準価額は1.99倍になっているため、
最初に全額60万円投資していれば、5年後に120万円ほどになります。
凄いですね。ただし、下落時のダメージも半端ではないです。
これは外国株インデックスとさほど差がないです。
【考察】
外国株インデックスと同様に、大きな利益を得られる可能性もあるのではないかと思います。
ただし、日本という1国だけに投資するというデメリットも大きいかもしれません。
変動も大きいため、メンタルが強い人向けな気がします。
ただ、日経225はコロナショック前まで右肩上がりとは言えない状態でしたので、
今から日本国が伸び続けるかといわれると、どうなのかなという不安もありますね。
日本には良い会社もありますし外国に対抗しようと頑張っている側面もあります。
今後伸びる可能性があるとするなら、何十年も良い動きをしていなかった分
より伸びる可能性もあるかもしれませんね。
私はメンタルが強くないので、国内株インデックスに一括は少なくとも無理ですが。
以上!